Vket(バーチャルマーケット)はVRChat上で開催されている世界最大級のVR展示会です。
本記事は後編となっており、前編ではVketの魅力5選を通じて「メタバース」とは何かを考える内容になっています。
→前編はこちらからどうぞ!
バーチャルマーケットの魅力5選【Vketから考えたメタバース】
Vketに興味を持っている方や、参加方法を知りたい方、過去のVketについて知りたい方は後編もぜひ見て行ってください!
本記事で分かることは以下の通りです。
・Vketの入場方法
・過去のVketについて(初登場の要素や各回の特徴など)
来場方法について。VRが無くてもOK!
基本となるVRChatにログインして参加する方法を紹介します。
VRChatはVRと名前が付いていますが、PCのみのデスクトップでも始められるのでまずはデスクトップ版で体験してみるのがおすすめです。
最近のVketにはQuest用のワールドもあるのでQuestのみの方はそちらから参加してみましょう。
Vketメインの展示はPC版のワールドにあるため、全て見たい場合はPC接続やデスクトップからPC版での参加をおすすめします。
【Vketの参加方法】
①VRChatのアカウントを作成
②PCではSteam、Questではストアから「VRChat」を検索してインストール
③VRChat内のWORLDS画面からSearchを選択して、来場したいVketを検索
Vketは各回のホームページが作成されているので、そちらからも参加方法をチェックできますよ。
イベント期間中は、WORLDS画面にVket専用の一覧が表示されます。参加したいワールドを選んで遊びにいきましょう!
イベント期間外の場合は、Vket1~6、Vket2021で検索するとそれぞれの回のイベント会場が表示されます。
イベント期間中の「Vket2021」検索画面
最近になってVRChatを始めた人も、過去の会場を回ってVketの歴史を見てみるのはいかかでしょうか。
最新のVketはイベント終了後、少し期間が空いてから再公開されます。
また、Vket内でも企業ブースの会場は復刻しないため、企業ワールドはイベント期間中に行くようにしましょう。
2022/1/14追記
Vket2021がPublic化されたようです!
一部の展示はスマホ・ブラウザからも来場可能
「Vket Cloud」というWEBブラウザ上で動作するサービスが用意されており、こちらは公式のURLを開くだけで一部の展示に参加可能です。
VRChat会場とは異なり、スマホからの来場も可能です。
主にイベント期間中に一部企業ブースなどを訪れることができます。
Vket CloudからVket2021のブースに参加
写真を撮る機能があるのでそちらを使った画像です
同じくVket Cloudでパラリアル秋葉原を散策
ポーズを取ることもできます
歴代Vketを紹介
次は歴代のVketがどのようなものだったのかを簡単に紹介していこうと思います。
Vket1
今回の記事のために改めてVket1を訪れました!
初代Vketは2018年8月26日の1日のみの開催でした。
各ブースが配置されていて、3Dモデル・アバターの展示が行われています。
試着に関しては、全てではありせんがデスペダル(選択するとアバター変更ができる)でアバターの試着ができました。アイテム系は触れられるものは多くなかった印象です。
この段階で既にブース形式での展示が行われているので、Vketの原型を見てみたい人はぜひ訪れてみてください!
ワールドは一つなので手軽に見に行けますよ。
Vket2
Vket2の「モクリバザール」
ワールドにいる大きなモクリや音楽が印象的です
Vket2は2019年3月8日~2019年3月10日の3日間で開催されました。
現在のようにテーマに沿ったワールドが複数作成される形になったのはVket2からです。Vket独自のメニューが登場したのもVket2です。この時点ではマップ、鏡の呼び出しなどの機能がありました。
ワールドは「モクリバザール」やVket5で再登場した「異世界マルシェ」などがあります。
エントランスワールドが登場してそこに企業ブースが登場したり、開会式の生放送が行われたりなどで認知度が大きく上がったタイミングになります。
この段階でアバターの試着やワールドを探索するというVketの基本的な楽しみ方はしっかりできるようになっています。
Vket2当時の写真で
遊びに行った感が出ているものがありました!
メロンパンの3Dモデルも販売されていたようです。こちらは「バーチャルミュージアム」というワールドで、ノンジャンルで展示が行われていました。
このワールドでは私の友達が使用しているアバターの「ファジー」などが登場していたのが印象に残っています。
Vket3
CastelloMagica-Hall
大図書館のようなワールドで
Vket3の中でのお気に入りです
Vket3は2019年9月21日~2019年9月25日の5日間開催されました。
各ワールドにセブンイレブンの店舗が登場していたのが印象的です。一部ワールドに隠し要素が登場したのもVket3からだったと思います。
Vket3では独自要素もありつつ、後のVketの基礎的なシステムが多く登場した回です。
複数のワールドを通して行われる
演劇のストーリーが配置されていたのも特徴的
画像のようなものがワールドに点在しており、前にあるボタンを選択することで劇が始まります。ストーリーの最後を見ると…。
アバター選択時にある「Avatar Change」の確認画面や、カメラにスタンプを追加する機能、テレポートもVket3からです。この時点で現在のVketの大枠ができてきた感じがしますね。
スタンプが初登場!
設定してカメラを使うと
画像のような装飾やロゴが出ます。
Vket4
Avatar Showcase
アバターや小物の展示に特化したワールド
展示の魔法陣とVket2で購入した魔導書のコンボ!
2020年4月29日~2020年5月10日の12日間開催です。
ここで一気に出店サークル数がVket3の約600から約1100サークルに跳ね上がっており、期間も倍以上になっています。
ワールド数が多いため、開催期間中に見て回るのは相当きつかった思い出があります…。
Vket4で初登場した要素として、企業ワールドがあります。Vket3までも企業の展示はありましたが、エントランスと併設されていたりしたため個別のワールドとしては初めてです。
これらは展示期間中のみの期間限定ワールドのため、見逃さないように要チェックです!
他には一つの大きな展示が召喚されるタイプのワールド「デフォルトキューブ」が初登場しました。通常より広く場所を使うため、出展者の個性が出る展示形式です。
デフォルトキューブでは箱を持って回すことで色を選択、そこから見たいブースを選ぶ形式になっています。ブースを選ぶとその場に召喚されます!
Vket5
メテコレプカ
Vket2以来のモクリワールドです
釣りスポットもあります
2020年12月18日~2021年1月10日の24日間行われました。
Vket5の特徴はVket4のボリュームアップ版ともいえる数の多さです。
ワールド数はVket2021までを含めても歴代最多です。期間の関係上まだVket4よりは見る余裕がありました。今から見て回る場合はなかなか大変そうですね。
他には「UdonCube」というデフォルトキューブ形式でUdonのコンテンツを展示するワールドがあったのも特徴的です。展示内でゲームなどが体験できます。
VRChat Udonは、Udonというカスタムプログラミング言語を利用してギミックをワールドに入れるというものです。
有志が作成したC#(プログラミング言語の一種)のように書けるUdonSharpなども存在します。
「UdonCube」の展示ではふわふわできるパラソルが印象に残っています。画像はパラソルをダウンロードして風のギミックと合わせて試しているシーンです。
開いている時に風の判定に乗るとその方向に飛んでいきます。それ以外の空中ではふわふわとゆっくり落下していきます。
遠くに小さい足場を作ってそこに乗るミニアトラクションで遊んでいました。
パラソルで空を飛んでみたい人におすすめです!けっこうロマンがあります。
Vket6
真珠の港町「ラグーナ」
水の都といった感じです
2021年8月14日~2021年8月28日の15日間で開催されました。
この回からの変更点として、出店が有料になりました。Vket4、5は数が多くて回るのが大変ですが、数が落ち着いたので以前よりじっくり見て楽しむことができました。
Vketはワールドの容量が大きく重い場合がありますが、全体的に動作が軽くなった印象です。
「手軽に過去のVketを見たい」という方にはVket6がおすすめです。
Vket2021にしれっと登場していた「グルメおじさん」はVket6が初登場です。
太陽の市場「カラヨル」
砂漠のオアシスです
オアシスの近くの小さいボートに乗って少し漕げるようになっています。水の中に入ってゲームオーバーになったりはしないので安心です。
Vket6は隠し要素があるワールドが多めなのも特徴です。しっかり探索してみましょう。
Vket2021
私立Vket学園”電市祭”
学園祭がテーマです
Vket2021は2021年12月4日~2021年12月19日の15日間開催されました。
記事執筆時点では最新のVketです。今回は名前が連番ではないのも特徴です。
Vket2021の特徴はワールドツアーや企業ワールドでのキャンペーンなど、イベントが今までより豊富な点です。この辺りについては前半の記事でも触れています。
海底残街”スピスバマラ”
圧巻の景色を堪能できます
Vket2021は企業ワールドも含めて「見るだけでも楽しい」ワールドが豊富です。機会があればぜひ見に行って欲しいです。
2022/1/14追記
Vket2021がPublic化されたようです!
年明けからVRChatを始めた方などもVket2021を見に行ってみましょう。
まとめ
Vket(バーチャルマーケット)はVRChat上で開催されている世界最大級のVR展示会です。
前編ではVketの魅力5選を通じて「メタバース」とは何かを考えました。こちらはVketのイベントとして参加しています。
後編ではVketの参加方法と過去のVketを簡単に紹介していきました。
Vketに関する写真はたくさんSNSにアップロードされているので、そういったものを見るのも面白いかもしれません。
本記事で皆さんが実際にVketを見るきっかけになればと思います。
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